一般外科とは

こういった症状の方は一般外科を受診してください

代表的な疾患

すり傷

すり傷は、表皮と呼ばれる皮膚の一番外側の層が擦り剥がれることで起こる浅い傷です。
神経が集中しているため、見た目よりも痛みを感じやすく、炎症を起こしやすいのが特徴です。
適切な処置をしなければ、細菌感染を起こし、化膿したり、傷跡が残ったりする可能性があります。

切り傷

切り傷は、日常生活で起こりやすいケガの一つです。
刃物を使う際は十分に注意し、安全に配慮しましょう。
もし切り傷を負ってしまった場合は、すぐに流水で傷口を洗い流し、清潔なガーゼなどで傷を真上から圧迫して止血し、医療機関を受診してください。
適切な処置をすれば、きれいに治ります。

粉瘤（ふんりゅう）

粉瘤は、皮膚の中に小さな袋ができ、その中に古い角質や皮脂が溜まってできるものです。
最初は小さなできものですが、だんだん大きくなり、触ると硬いしこりのように感じます。
皮膚が破れると、白い中身が出てくることがあります。
自然に治ることはないので、気になる場合は早めに医療機関を受診しましょう。
（当院で手術をおこなっています）

巻き爪・陥入爪

巻き爪とは、爪が横に湾曲し、皮膚に食い込む状態を指します。
一方、陥入爪は爪が皮膚に深く刺さり、炎症や腫れ、痛みを引き起こす状態です。
細菌感染を起こすと、爪を除去して膿を出さなければ、痛みが続くことがあります。
巻き爪と陥入爪が同時に発生することも珍しくありません。
治療法は、傷の状態や症状の重さに応じて異なりますが、一般的に痛み止め（局所麻酔）をした状態で、刺さった爪を切除して、新たに生えてくる爪が再び刺さらないように処置する必要があります。
強い痛みや歩行が困難な場合は、ぜひご相談ください。

打撲

打撲は、何かにぶつけて皮膚や皮下組織が損傷した状態で、一般的に「打ち身」とも呼ばれます。
主な症状としては、打った部分に内出血や腫れ、痛みが生じるほか、患部が熱を帯びることもあります。

特に注意が必要なのは、頭部や胸部、腹部を打った場合です。
この場合、脳や内臓に異常がないか検査するため、速やかに医療機関を受診することが重要です。
また、手足の打撲でも治りが遅い場合、骨や関節、筋肉に影響が及んでいる可能性があるため、早めに医師の診察を受けてください。
応急処置としては、まず冷たいタオルや氷水で患部を冷やします。
腫れが引いてきたら、湿布や消炎鎮痛剤を使用するなどして適切なケアを行いましょう。

捻挫

捻挫は、スポーツや日常生活で起こりやすいケガの一つです。
予防するためには、ウォーミングアップをしっかり行い、運動前にはストレッチをすることが大切です。
また、運動をする際は、正しいフォームで行い、無理のない範囲で行うようにしましょう。
捻挫を繰り返さないためにも、再発予防のための運動指導を受けることもおすすめです。

骨折

打撲や捻挫は、骨折との鑑別が難しい場合があります。
レントゲン検査では、骨の骨折だけでなく、ひびが入っているかどうかも確認します（詳細な病状把握にはCTなどのさらに詳しい検査が必要です）。
骨折の種類によっては、ギプス固定や手術が必要になることもあります。
症状や骨折の程度に応じて、適切な治療を行います。