一般内科
一般内科とは
一般内科では、風邪やインフルエンザ、頭痛や腹痛、咳や喘息、アレルギーなど日常的な症状や疾患を幅広く診察します。
時には、これらの症状が重大な病気のサインである可能性もあり、必要に応じて専門医療機関への紹介も行っています。
また、生活習慣病である高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどに対しても、検査や評価を行い、薬物治療だけでなく食事や運動などの生活改善を含めた総合的な治療を提案・提供しています。
さらに、不眠やストレス、うつ病など精神的な原因による体調不良にも対応し、必要があれば専門医への紹介も行います。
「どの診療科にかかるべきかわからない」「セカンドオピニオンを受けたい」といった場合も適切な医療が受けられるように、他の医療機関とも連携しながら方針をご案内します。
まずはお気軽にご相談ください。
内科を受診するような症状には次のようなものがあります
- 咳やくしゃみ
- 発熱している
- 頭痛がする
- 発疹や湿疹がみられる
- 喉が痛い
- 吐き気や腹痛がある
- 消化不良がある
- 胸の痛みがある
- 体がだるい
- 下痢ぎみ
- 息切れしやすい
など
代表的な疾患
かぜ症候群
通常「風邪」とは、くしゃみや鼻水、咳などの症状が出る病気。
誰でもかかることがある、最も身近な病気のひとつです。
特効薬はなく、症状を和らげる薬を飲みながら、ゆっくり休むことが大切です。
原因と治療法
風邪の原因は、主にウイルス感染です。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど、200種類以上のウイルスが知られており、これらが鼻やのどの粘膜に感染することで発症します。
ウイルスは毎年変異するため、一度かかった風邪のウイルスにも、また感染してしまうことがあります。
また、人から人へウイルスが感染しやすく、集団生活を送る人や免疫力が低下している人はかかりやすい傾向にあります。
重症化するケースは少ないですが、高熱や咳が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザ
「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスが原因で起こる病気です。
高熱、筋肉痛、全身のだるさなど、風邪よりも強い症状が突然現れるのが特徴です。
特に、38℃以上の高熱が急に上がる点が風邪との大きな違いです。
また、インフルエンザは合併症を引き起こしやすく、高齢者や子どもは特に注意が必要です。
原因と治療法
インフルエンザは、A型、B型、C型のインフルエンザウイルスが原因で起こる感染症です。
高熱、筋肉痛、全身のだるさなど、風邪よりも強い症状が突然現れるのが特徴です。
重症化すると、脳炎や肺炎を起こすこともあるため、特に高齢者や子どもは注意が必要です。
ワクチン接種や手洗いの徹底など、予防対策を心掛けることが大切です。
咽頭炎・扁桃炎
咽頭扁桃炎は、のどの奥にある扁桃腺が腫れて炎症を起こす病気です。
喉の痛みや熱、食欲不振などの症状がでます。
原因と治療法
2つのタイプがあり、一つは、風邪やインフルエンザウイルスなどが原因で発症する「ウイルス性咽頭扁桃炎」といい、軽度から中程度の症状を引き起こします。
もう一つの細菌性咽頭扁桃炎はA群β溶血性連鎖球菌が原因となり、ウイルス性に比べて重症化しやすく、高熱や喉の腫れ、痛みが特徴です。
診断は症状の確認や喉の検査で行われます。
治療では、症状を和らげる薬物療法や炎症の抑制に加え、十分な休養と水分補給が重要です。
アレルギー性疾患
アレルギー性疾患は、喘息、鼻炎、花粉症、皮膚炎など、原因となるアレルゲンによって様々な症状が現れます。
当院では代表的なアレルギーについての検査（採血）も行っております。
それぞれに合った治療法がありますので、症状が気になる場合は、早めに医師にご相談ください。
骨粗鬆症
「骨粗鬆症」は、骨量が減り骨の構造が脆くなることで、骨折のリスクが高まる病気です。
高齢者の中には介護保険の要介護認定を受けている方も多く、その一因として骨粗しょう症が関わっています。
軽い衝撃でも骨折し、生活に支障をきたすことも少なくありません。
自身の骨の健康状態を知り、骨粗しょう症の予防・進行を防ぐことは、健康で長生きするために非常に重要です。
原因と治療法
加齢や運動不足、栄養不足（特にカルシウム）、喫煙や過度の飲酒、閉経による女性ホルモンの減少などが原因で骨密度が低下し、骨折のリスクが増す病気です。
進行した場合には、食事療法や運動療法に加え、薬物療法が行われます。
治療には、骨吸収（骨が溶ける）を抑えるビスフォスフォネート製剤、カルシウムの吸収を助ける活性型ビタミンD3製剤、骨形成を促進するエストロゲン製剤、副甲状腺ホルモン製剤などが使われます。
背中や腰の痛みには、鎮痛作用のあるカルシトニン製剤も使用されることがあります。
これらの薬は長期間使用することで、骨折予防に効果を発揮しますので、医師と相談しながら治療を続けることが重要です。
治療により骨折予防効果は約50〜70％とされ、正しく服薬することで高い効果が期待できます。
生活病習慣（高血圧症など）
生活習慣病は、かつて「成人病」と呼ばれ、主に乱れた生活習慣（食生活、運動不足、飲酒、喫煙など）が原因とされています。
糖尿病、肥満、脳卒中、心臓病、高脂血症、高血圧、動脈硬化、痛風などが代表的な疾患です。
当院では、医学的根拠に基づいた生活習慣の改善指導を行い、患者様と共に健康的な生活を目指して二人三脚でサポートします。
また、生活習慣病と思っていた病気が実は腫瘍やがんなどのから起こっている可能性があります。たかが血圧、たかが血糖、と考えずに病院へ受診することをお勧めします。
糖尿病
糖尿病は、インスリンの分泌不足や効果の低下により、血の中の糖の管理がうまくいかなくなる病気です。
主に1型と2型があり、1型はインスリンが不足し、2型はインスリンがうまく使えません。
特に2型糖尿病は世界中で増加傾向を示し、特に中高年層に多いです。
糖尿病自体よりも命を脅かす怖い病態は、糖尿病から始まる合併症で、心臓病、腎臓病、目の病気、神経障害などがあります。
治療法には食事療法、運動、薬物療法があり、重症化を防ぐための定期的な血糖管理が重要です。
予防には健康的な食生活や定期的な運動が推奨されます。
早めの発見と適切な管理が、合併症を防ぐ鍵となります。
当院の糖尿病専門外来
当医院には糖尿病の専門医も所属していますので、専門外来として対応することが可能です。
糖尿病の症状でお悩みの方は早めにご相談ください。
